1、お客様のモーターコイル修理への悩みや要望
ドイツ製カーペット製造機を導入しカーペットの製造を行っているが、使用開始後10年を経過し故障による設備停止が生じるようになってきた。そのつど設備製造メーカに修理依頼するも、対応までの期間と費用に悩みを抱えていた。
そういう状況の中、設備のモーター駆動用VACON製インバーターが発熱により停止するトラブルが発生した。対応を検討するも早期の設備復旧を望まれ、弊社へ問い合わせがあった。



2、悩みや要望に対するモーターコイル修理の提案内容明記
設備のモーター駆動用VACON製インバーターの発熱原因を調査すると、2個のブロアファンが停止指定し冷却ブロアとして機能していない状況が確認された。

冷却ブロアファンが停止していては冷却効果がなく、インバーターが発熱するのは明確であり、その旨説明させていただいた。
冷却ブロアファンは、ドイツebmpapst製の遠心ファン:R2E220、230V、100W、2㎌、400VDBと、同じくドイツebmpapst製のシロッコファン:D2E133、230V、165W、5㎌、400VDBで、2個のブロアファンモーターコイル修理となった。


3、実際にモーターコイル修理をする上で注意した点、こだわった点
①冷却ブロアファンは2個ともドイツebmpapst製であり、日本製とは異なる製造工程を経ていると推定。モーターコイルの仕様・構造・スペックなどを可能な限り集め、細心の注意をはらい冷却ブロアファンを分解し、2個のモーターコイルの調査にあたった。


②実際に冷却ブロアファンのモーターコイルを調査してみるが、モーターコイル異常は一切確認されなかった。そこで初めて2個の冷却ブロアファンともモーターコイルが損傷したのではなく、起動・運転用コンデンサーの損傷と確認できた。

③冷却ブロアファンのebmpapst製の遠心ファン:R2E220には、2㎌、400Vの起動・運転用コンデンサーが、ebmpapst製のシロッコファン:D2E133には、5㎌、400Vの起動・運転用コンデンサーが使用されています。この2種類のコンデンサーがブロアファンモーター修理に必要と断定いたしました。

④しかし当該容量のコンデンサーは日本国内では流通していないことが判明、テ
キサスからの同等品輸入という方法で対応いたしました。購入したのはKEMET製モーター起動・運転用コンデンサー、2㎌、470Vと、KEMET製モーター起動・運転用コンデンサー、5㎌、470Vです。



4、実際にモーターコイル修理をした後のお客様からのコメント(目標250文字)

2個の冷却ブロアファンともコンデンサーを新品に交換、ドイツebmpapst製の遠心・シロッコファンの2個とも無事に起動することを確認できました。その後インバーター設備内に取付け、インバーター発熱が収まり、事なきを得ました。2週間の納期と安価な価格で対応でき、喜びの声をいただきました。
今回はモーターコイルの修理では無いのですが、このようなケースにも対応でき、嬉しく思います。