このWEG製モーターは、ぺットボトルのリサイクル工場で稼働している『ぺットボトルを粉砕する機械』の一部に搭載されております。
モーター自体は耐久性に重点を置いて設計されており、そのために比較的大きめのサイズで造られていました。
お客様からの情報によると、24時間回しっぱなしで現場内は40℃位の環境で稼働していた事から、絶縁破壊後モーターが損焼してしまったと考えられます。今回の事案はコイルを新製する、巻替えという作業を行う事になりました。
ステータコアからコイルを取り出してみると、丸線(銅線)が使われていました。線径・種類・巻き回数等を調査して、現物どおりに復帰させます。コイルを新製した際には、その耐久性と絶縁性を高めるためにワニス処理を施します。今回はコイル全体を ”ドブづけ”にしてその後120℃程度にあたため再び ”湯がけ” を行い十分にワニスが浸透する様に作業を行いました。